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アブ寄らず
北海道の峠を走るとアブの大群に襲われる事が多々ある。平地や下り坂だと20km/hくらいまでスピードを上げればアブは振り切れるのだが、交通量の少ない峠の登りを10km/h以下ののんびりしたスピードで走っているとアブを振り切ることができず、大群を引き連れて自転車を走らせることになる。これが3〜4匹ならまだ我慢もできるが、後ろを振り返ったら30〜40匹引き連れていたと言うことも度々だ。そんな時に活躍するのが下野製のアブ寄らずだ。
アブ寄らず
これはアブの嫌忌するハッカ成分のエキスを凝縮したもので、それをスプレー式の容器から噴霧する。臭いは人間にはそれほど感じないので直接肌に噴霧することも可能だ。肝心の効果のほどは、休憩している時だとかなり効果があるようだが、自転車で走りながらだと気流で臭いが拡散されるので走りながらの効果は今ひとつかもしれない。
内容量は少ない
アブ寄らずの欠点は12ミリリットルという内容量の割には値段が高い事にある。立ち止まっている時なら体の数ヶ所に噴霧するだけでその臭いでアブは逃げ去ってしまうが、自転車で走りながらだとアブが止まりそうな場所すべてに噴霧する必要があり、それだけで1本使い切ってしまう。これでは費用対効果が悪すぎる。値段は同じでもいいのでもう少し内容量を増やしてもらいたいところだ。
噴霧するだけ
自転車で峠を登っている時にアブに襲われることほど嫌なものはない。苦労して坂を登っている無防備な時に次々と腕や背中に止まって刺していくのだ。私はこのアブを確実に撃退する為に「ナイス蚊っち」のような電撃殺虫ラケットを本気で持参しようと考えたことがあった。私は中学時代バトミントン部だったのでこの手のラケットを振り回すことは得意としており、きっと電撃の力を借りなくとも私がアブに襲われた時に自転車を止めてサイドバッグからシャキーンとラケットを取り出して素振りを始めれば、たちどころにアブたちはガットで真っ二つに切り裂かれて全滅することだろう。しかしあまりのかさの大きさに持参するのは実現に至っていない。
内容量:12ミリリットル
サイズ:105mm×20mm×20mm(実測値)
重量:28g(実測値)
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