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シャミース パンツ
私が自転車キャンプ旅で使用する寝間着の下はモンベル製のシャミース パンツだ。これは薄手で非常に軽量ながら、高い保温力を発揮するフリース素材を使用したパンツで部屋着として最適のズボンだ。
シャミース パンツ
そもそも自転車キャンプ旅に寝間着は必須ではない。夜寝る時も昼間と同じズボンで寝ても問題はない。しかし本州と違って夏の北海道は昼と夜の気温差が大きく最高気温と最低気温が10〜15℃くらい異なる。そこでどうしても昼間着る保温性のないズボンではなく保温性のあるフリースを着たくなる。そもそも自転車で走る時にもレインスーツなどの防寒着を用意している。しかしこれらは自転車で走る時の防寒着として作られているので風を防ぐという機能しかなく、暖かい空気を閉じ込める(デットエアー)という機能はない。自転車用の防寒着としてはそれで問題ないがキャンプ生活を行う上での防寒着としてはそれでは不十分であり、防寒着の役割も備えた寝間着を用意する事とした。
寝間着代わりに着ている
北海道自転車ツーリングの初期の頃は安物のジャージーを使用していた。しかし旅を続けるうちに安物のジャージーでは体積や重量、保温性の面で不利であることから2008年の北海道自転車ツーリングからモンベル製のシャミース パンツを持っていくようになった。
体積は大きいがとても軽い
シャミースとは人間の毛髪の1/10という極細のマイクロファイバーを密に編んだ素材で、薄手で軽量ながら繊維間に多くの空気を蓄え高い保温力を発揮する優れた素材だ。このシャミース パンツはこれまで使用していたジャージーに比べると軽量でコンパクトに収納でき、かつ暖かくて肌触りがよいというテント内で寝間着として着用するには最適の素材だ。
保温性は抜群だ
このシャミース パンツの欠点はインナー用に作られているのでアウターとして使うようにはできておらず、風の強い寒い日に使うには風除けのズボンを上から履いた方がデッドエアーが逃げなくて暖かいだろう。また、ただの寝間着代わりに使うインナーが下だけで6300円、上も合わせて14000円ほどするのはさすがに高いと思う。幸いなことに今はずいぶんと値段が下がり上下合わせて10000円弱で購入できるようになったがそれでも高い。機能的、品質的には非常に優れているのだが。
モンベルのロゴがある
自転車キャンプ旅では寝間着はなくても何とかなるが、北海道の夜は夏でも冷え込むことが多いので、あった方が快適なのは間違いない。このシャミースのような高機能なインナーでなくても、安物のジャージーでもいいので何か1枚は着込める服を持参しよう。
素材:シャミース(ポリエステル)
サイズ:L
重量:283g(カタログスペック)
重量:251g(実測値)
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