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タイヤブート TB−2
自転車キャンプ旅ではその積載重量ゆえに空荷の時のように自転車を思い通りに扱うことが難しく、時にはふらついてしまったりする。ふらつくだけなら問題ないが歩道との段差や車止めのエッジでタイヤのサイドをカットしてしまうとそこからチューブがはみ出してパンクし、パンク修理しても裂けたサイドウォールを修理しない限り再びパンクしてしまう。そんな時に使用するのがタイヤの補修用パッチだ。
タイヤブート TB−2
私が使用するタイヤの補修用パッチはパークツール製のタイヤブート TB−2だ。これはタイヤ側面のサイドウォール部分の補修用パッチで、タイヤの裂けた部分の内側からタイヤブートを貼るだけで裂けたサイドウォールを貼り合わせて応急処置するというものだ。
あくまで非常用なのでパンク時にチューブに貼り付けるパッチのように半永久的に使用可能というわけではなく帰宅後は新品タイヤに交換する必要があるが、サイドカットしたタイヤでも走り続けることができるのはありがたい。
タイヤのサイドをカットした時にはタイヤブートだ
特に北海道は札幌などの都市部を除くと町と町の間隔が広くて自転車屋が少なく、市ならともかく町だと自転車屋がある方が珍しいくらいだ。そして仮に自転車屋があったとしてもスポーツ用の700cのタイヤの在庫があるのは奇跡に近い。これらを確実に手に入れるためには札幌や旭川などの都市部のスポーツ用自転車を取り扱う自転車屋に行く必要があるが、北オホーツクあたりでそのようなトラブルに遭遇したらタイヤの入手は困難を極めるだろう。
正直言うとこれまで私は自転車で5万kmほど走ってきたが、タイヤのサイドウォールが裂けるようなトラブルは一度も発生したことがない。それだったらこのタイヤブートが必要となる可能性は極めて少ないのだから持ち歩く必要はないのではないかと考えたこともあったが、1枚2gと極めて軽いことからお守り代わりに持ち歩いている。
TB−2
ただこのタイヤブートをわざわざ買わなくても布テープがあれば代用することができる。布テープを購入時の状態で持ち歩くのは重いし嵩張るので、布テープを20cmばかり切って自転車のフレームに巻いておけば、見た目は悪いが重さや体積は気にしなくていいし、タイヤをサイドカットした時だけでなく、テントや輪行袋が破れた時の修理など何かと役に立つことが多いのでこの方法はお勧めだ。
サイズ:76mm×45mm
重量:2g(1枚あたりの実測値)
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