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EOS 7D
2003年からスタートした北海道自転車ツーリングも旅の記録を取るためにデジカメは必須のアイテムだった。最初の2年間は軽量化のためにミノルタ製のDiMAGE F200を使用していた。このカメラはコンパクトデジカメでありながらマニュアルの機能が充実しており、かつ単三電池2本で動作するなど自転車キャンプ旅に最適なカメラだった。しかし私は一般的な携帯電話やスマートホンのカメラ機能はもちろんの事、コンパクトデジカメでも写真を撮影しても自由度が少ないので面白くないし、何よりラチチュードが狭く色ノリが悪い。
EOS 7D
もともと私は30年以上前から写真好きで、その当時から一眼レフカメラを使っていた事から、この北海道自転車ツーリングでもコンパクトデジカメではなく例え大きくて重くてもデジタル一眼レフを使おうと一大決心し、2005年からはキヤノンのEOS 20Dというデジタル一眼レフを持って行くようになった。
このEOS 20Dはキヤノンのデジタル一眼レフの完成形のような機種で、これによってようやく使い物になるデジタル一眼レフがキヤノンから誕生したと言ってもよいエポックメイキング的な機種だった。私はこのEOS 20Dを2005年間から5シーズン使い続けたが、さすがに1.8インチの液晶モニターでライブビューもなく、高感度性能も取り残された800万画素機では時代遅れとなった。
そこでEOS 7Dを15−85mmのレンズと共に発売日に購入。2010年から持参することとなった。このEOS 7Dはなかなか素晴らしかった。カメラ本体やレンズにも防塵防滴加工されているので多少の雨なら問題ないし、3インチの液晶モニターは見やすく高感度性能も優れておりお気に入りのカメラとなった。
私はカメラの露出やオートホワイトバランスはあまり信用しておらず、EOS 7Dで撮影する写真のすべてはRAWで撮影し、帰宅後に現像するという念の入れようだ。おかげで現像時間も含めると相当なものになる。しかし撮影したら終わりのJPEGとちがってRAWはその作業がまた楽しいのだ。
EOS 7Dも発売から5年が経過しそろそろ次のカメラに乗り換えようと考えているがEOS 7D MARKUはいまだに発表さえされないし、プロ用のEOS1DXはさすがに大きすぎてウェストバッグに入らないし、EOS5D MarkVは内蔵フラッシュが付いていないのでパスしている。私の場合、日中シンクロは多用するので内蔵フラッシュは必須なのだ。かと言ってEOS Kissのようにマニュアルの操作性の悪いカメラも使いたくない。
レンズを外すとこんな感じ
このEOS7Dというカメラは重い事を除いては北海道自転車ツーリングに向いている。まずカタログスペックでもバッテリー1つで800枚の撮影が可能で、これはKissや一般的なコンパクトデジカメの2倍以上だ。充電の見込みのないキャンプツーリングにおいてこのスペックは重要だ。さらにレンズも含めて防塵防滴機構というのも嬉しい。北海道自転車ツーリングでは雨の中でも写真撮影するのでカメラはよく濡れる事が多い。そんな時でも防塵防滴機構があると安心だ。
他にも今のカメラには付いていて当たり前だがライブビューで拡大してのピント合わせができたり、ファインダー視野率が100%だったり、ファインダーにグリッドが表示できたり、水平儀が表示できたりと、重い事を除いては不満点のないカメラだ。私にとってデジタル一眼レフカメラを持たずに北海道自転車ツーリングをするなど考えられないまでになってしまった。
センサーサイズ:22.3mm×24.9mm(APS−C)
有効画素数:1800万画素
ISO感度:100〜12800
連続撮影速度:8コマ/秒
シャッタースピード:1/8000秒〜30秒
サイズ:148mm×111mm×74mm
重量:820g(本体のみのカタログスペック)
重量:913g(電池、メモリーカード込みの実測値)
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