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ズボンクリップC
私の使用する裾バンドはオーストリッチ製のズボンクリップCだ。裾バンドとは長ズボンを履いて自転車に乗った際、ズボンの右足の内側の裾がチェーンで汚れないようにするために裾に巻き付けるバンドだ。
ズボンクリップC
私の場合、日帰りのツーリングに行く時はレーサーパンツを履いている。このレーサーパンツは自転車で走るには最適なので自転車キャンプ旅でもレーサーパンツを履いていこうと考えたことが何度もあった。しかし自転車に乗るだけならレーサーパンツは最適だが、キャンプ生活には不便だ。なぜならキャンプ場には蚊やブユが多く、自転車で走っている間は問題ないが一度自転車を降りてテントの設営に取りかかると蚊やブユに襲われて足を刺されてしまう。これはレーサーパンツだけではなく半ズボンや七分丈のズボンにも言える。私の経験上、北海道で自転車キャンプ旅をするなら長ズボンをお勧めする。
これは自転車キャンプ旅をする時だけでなく、普段の自転車ツーリング時にも言える。町中を走る分にはそれほど問題にならないが、ひとたび河川や山の中に入るとたちどころに蚊に襲われる。蚊ならまだ痒いだけで我慢できるが北海道に多く生息するブユだと一度刺されたら一週間は跡が残ってしまうのでできる限り避けたい。
蚊やブユを避けるために虫よけを使うという手もある。キャンプ場に着いてすぐに虫よけを使えばまだ効果はあるかもしれない。しかし自転車で走る合間の休憩時に毎回虫よけを使うわけにもいかない。
収縮性があり使いやすい
話を裾バンドに戻すと、このオーストリッチのズボンクリップCは素晴らしい。まず適度な太さがあり裾の広がりをしっかりと押さえてくれる。またリフレクターがあり夜間でも後続車に存在を知らせてくれる。そして何より優れているのがその絶妙な収縮性だ。裾バンドは各社からいろいろな種類が数多く発売されているが実は収縮性を持ったものは少ない。
裾バンドには何よりもこの収縮性が重要で、収縮性がないとせっかく裾に巻いてもすぐにずり落ちてしまうか、ずり落ちないようにするにはきつく巻くしかないが、それはそれで不快に感じる。収縮性を持った裾バンドとしてはモンベルのリフレクションサイクルバンドもあるが、これは収縮のゴムが強すぎて足首を圧迫してしまい収縮性がないのと同じ状態になってしまう。やはり収縮の弱いズボンクリップCは最適なのだ。
同じオーストリッチからも多くの裾バンドが発売されているが、裾バンドとして優れているのはこのズボンクリップCだけで同社の他の裾バンドは収縮性がないことからそれほど使いやすいわけでもない。このズボンクリップCだけが際だって使いやすいといえよう。他社も見習ってもらいたいものだ。
リフレクターも付いている
なお長ズボンを履いていても裾を膝近くまで捲り上げれば裾バンドを用いなくても裾をチェーンで汚すことはない。この方法だとキャンプ場に着いたらすぐに裾を下ろせば長ズボンに早変わりするので便利だ。他にもズボンの裾を靴下の中に入れるという方法もある。私が自転車通勤で裾バンドを忘れた時によくやる方法だ。しかし見た目がかっこ悪いのであまりお勧めはしない。
材質:合成ゴム
サイズ:320mm×80mm
重量:19g(実測値)
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