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ゆめぴりか
自転車キャンプ旅では食料は自分で調達する必要がある。人によっては食堂に行ったりコンビニで弁当を買って来る人もいるが、私の場合は基本的に米を持参して毎食炊くようにしている。キャンプ場でテントを張って米を炊いているといかにもキャンプをしていますという雰囲気になってくるのだ。
キャンプ場でテントを張って自炊するチャリダーやライダーでも米を炊く人は少なく、サトウのごはんをお湯で温めて食べる人が多いように見える。確かにコッヘルとバーナーでご飯を炊くには慣れとスキルが必要だが、一度身につけてしまえば大して手間でもない。
サトウのごはんに対して米を炊くメリットは何より安いことにある。米を自分で炊けば1合あたり60円程度と安く、サトウのごはん1パックのように2/3合程度であれば40円くらいで半額以下だ。かつ持ち運びする時の重量も半分程度の重さで済むのだ。携帯性に優れることもあり自転車キャンプ旅には米を持参して炊くのが一番いいように思える。
ゆめぴりか
また米を自分で炊くのであればその日の体調やお腹の空き具合に応じて炊く量を変えることができるので、食べたい量だけ作ることができ無駄がない。これがサトウのご飯だとなかなかそうもいかないだろう。
ご飯を炊くのに欠点もある。スキルと慣れが必要なのは前述の通りだが、それ以外にも食べるまでに時間がかかるというのもある。暖めるだけのサトウのご飯や煮込むだけのラーメンであれば準備を含めても10分もかからないが、米を炊く場合、最低でも30分は米を水に浸して15分炊いて、15分蒸らすと最低でも1時間はかかってしまう。それもキャンプの楽しみではあるのだが、お腹が空いて早く食べたい時の1時間は辛いものがある。
ただスキルと慣れが必要といっても特別に難しい技術が必要というわけではない。米を十分水に浸しておき水加減を間違えずに焦がさないように炊くことができれば誰にでも米は炊ける。私などは炊飯器などなくても鍋とガスコンロがあれば十分だ。2000年前の弥生時代の人々にできたくらいだから、文明の進んだ現代においてできないはずはない。それくらい簡単なものだ。
米の持参量は日程にもよる。私の場合夕食に食べる米の量はだいたい0.7合くらいなので11日の日程の場合は夕食を10回作ることになり夕食だけで7合、朝食も何回かご飯を食べるとすると8合くらいは必要となる。1合は150gなので1.2kgといったところだろう。
北海道産だ
持参する米は何でもいいのだが、キャンプ場で手間をかけたくないのであれば無洗米を選んだ方がよいだろう。コッヘルに米を入れて水を加えるだけでいいのだから、わざわざ炊事場まで米を洗いに行く手間が省けてよい。私の場合、地元三重になぜか「きらら397」や「ほしのゆめ」「ゆめぴりか」、苫前産の「ななつぼし」など北海道産の米が安くで売られるようになったのてゆめぴりかを選んでいる。
かつては北海道米はおいしくないとされていたが、その悪評を打破するために1990年に開発されたのが「きらら397」だ。これは評判の悪かった北海道米を一新し、その美味しさからブランド米としての地位を確立していった。吉野家の牛丼の米もきらら397が使われているほどだ。さらに1996年にはそのきらら397とこしひかりを掛け合わせた「ほしのゆめ」が誕生した。さらに2008年にはこしひかりに迫る美味しさとされる「ゆめぴりか」が誕生し現在に至る。このゆめぴりかを選んで持参している。北海道産の米を地元で買いそれを北海道に運んで食べる。これが真の贅沢というものだろう。
このゆめぴりかは900g(6合)で販売されていた。私の場合1食0.7合程度と考えて9食になるが、朝もおじやにする日がある事を考えるとこれでは11日間の自転車キャンプ旅では足りない。そこでこのゆめぴりかの900gを2つ買って半分足して1200g(8合)にして持参している。これなら11日間でも十分足りる。
容量:6合(販売時の量)
重量:900g(販売時の重さ)
容量:8合(持参時の量)
重量:1200g(持参時の重さ)
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