|
インナーニップルレンチ
飛行機輪行すると取り扱いの問題でどうしてもホイールに歪みが発生してしまう。本来であればそれは問題にならない程度のわずかな歪みだが、私の場合はSTIレバーでVブレーキを引いている関係上、ブレーキのシューとリムの間のスペースは極めて少なく、わずかなホイールの歪みでもブレーキを引きずることになってしまうためホイールの歪み取りは欠かせない。
インナーニップルレンチ
そんなホイールの歪みを取るのに必要になるのがニップルレンチだ。私が使用するニップルレンチはシマノの完組ホイールに付属していたシマノ純正のインナーニップルレンチだ。このホイールはディープリムでニップルがリムの内側に付いているという特殊な形状のため、インナーニップルレンチはこれ以外の選択肢がないのだ。
しかしこのインナーニップルレンチ、と言うよりホイールには問題がある。それは通常のホイールのニップルはホイールの外側に付いているので、自転車を止めればいつでもニップルの調整ができる。しかし私の購入したデュラエースのホイールWH9000ーCL50はニップルがホイールの内側に付いているのだ。つまりホイールの歪みを取るためにはまず自転車からホイールを外してリムからタイヤとチューブを外し、さらにリムからリムテープまで外して再びホイールを自転車に取り付け、そこでようやくインナーニップルレンチを使ってホイールの歪みを取る必要があるのだ。
インナーニップルレンチの先端
しかもこのホイールはエアロスポークを採用しているのでインナーニップルレンチを回しただけでは空回りしてしまい、必ずスポーク側をプライヤーで挟んで空回りしないようにしなければならないのだ。さすがにこんなことを毎回毎回していられないのでホイールの歪みを取る調整は回数が減ってしまった。まして空港の出口でこんなリムからタイヤやチューブだけでなくリムテープまで外すようなことはしていられないので飛行機輪行したときホイールに歪みがでないことを祈る限りだ。
サイズ:99mm×40mm×9mm
重量:27g(実測値)
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと アフリエイトのあるサイトへの転載・引用はすべて禁止致します
|