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仏バルブアダプター
北海道は札幌などの都市部はともかく、地方に行くと町と町の間隔がとても広く、しかも小さな町には自転車屋がないことが多く、自転車のトラブルは自分で解決する必要がある。もちろんパンク修理などは自分で行うが、どうしても自分で修理できないトラブルなどは自転車屋まで持ち込むしかない。
仏バルブアダプター
自転車屋のない町の住人の自転車がパンクした場合、一般的にはその町のガソリンスタンドでパンク修理を引き受けることが多い。しかしそのようなガソリンスタンドはママチャリで一般的な空気入れが英式バルブしか対応しておらず、仏式バルブに対応していることは少ない。また仮に自転車屋があったとしても田舎町では仏式バルブに対応した空気入れを置いていること自体少ない。
もちろん、こうしたパンクくらいのトラブルなら自分で解決できるのだが、どうしても自分で解決できないタイヤのトラブルや、携帯ポンプを紛失したり口金のゴムが劣化して使えなくなった場合などには、こうしたガソリンスタンドや田舎町の自転車屋に頼る必要が出てくる。そんな時に必要になるのが仏バルブアダプターだ。
私の使用する仏バルブアダプターは仏式のバルブ先端に被せて英式の空気入れで空気を入れることができるようにする三ツ星製のアダプターだ。これがあれば仏式のバルブを装備したスポーツタイプの自転車でもママチャリ用の英式の空気入れで空気を入れることができるようになり、空気入れの口金を気にする必要がなくなる。
この仏バルブアダプターの欠点は確かに英式の空気入れで仏式のチューブに空気を入れることができるようになるが、バルブとアダプターの隙間から空気が抜けやすく、Oリングやシームテープを巻く必要がある。さらに英式のポンプはママチャリ用なのでロードの自転車のように8気圧や10気圧もの高い空気圧を入れることができない。あくまで非常用と考えるべきだろう。
値段のわりには作りはしっかりしている
仏バルブアダプターは北海道自転車ツーリングには毎回持参しているが、ほとんどお守りのようなものでこれまで一度も使ったことがない。使ったことがないなら持って行く必要もないのだが、5gと軽くて持っていても邪魔にならないので、これからも持参することになるだろう。
サイズ:Φ9mm×18mm
重量:5g(実測値)
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