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アングルファインダーC
私の使用するキヤノン製のデジタル一眼レフカメラ、EOS 7Dは70Dのようなバリアングル液晶がないためライブビューを用いたローアングルでの撮影が難しい。ローアングルでの撮影は花を撮影する時はもちろんの事、自転車越しに青空や夕陽を撮影する際にも多用する。そんな時に活躍するのがアングルファインダーCだ。
アングルファインダーC
このアングルファインダーCはカメラのファインダーのアイカップに代わって取り付けるL字型のファインダーで、カメラのファインダーの映像をダハプリズムで90度屈折させることでカメラの真上からファインダーを正立左右正像で見ることができるようになる。
1.25倍と2.5倍を切り換えることができる
それだけではない。このアングルファインダーCには切り替えスイッチで倍率を1.25倍と2.5倍の2種類切り替えることができる。1.25倍はファインダーのインジケーターも含めて全視野を見ることができ、2.5倍では中央部しか見えないがピント合わせが容易になる。スライドスイッチ1つで簡単に切り替えできるので1.25倍でフレーミングを行い2.5倍でピント合わせをすると良いだろう。
このアングルファインダーCの欠点はその構造上、モニターを用いたライブビュー撮影のように目を離して使うことはできないので人の頭越しにハイアングルでの撮影はできないと考えた方がいいだろう。それと価格が2万円ちょっととかなり高いことが挙げられる。
上から見るとこんな感じ
ファインダーの接眼部は各社互換性があったり、わずかな改造で使えるようになることから他社製のアングルファインダーを流用する人も多い。EOSシリーズであれば少し古いがミノルタのアングルファインダーVNやオリンパスのアングルファインダーVA−1が使えたりするので、これらのアングルファインダーを活用する手もある。
こうして真上から見ることができる
また最近のデジカメは無線LAN機能を有したものが多く、カメラのライブビュー画像をスマートホンに転送してスマートホンで画像を確認しながらスマートホンでリモート撮影できるようになってきているので、こうした機能があればカメラはどのような位置にあってもアングルを確認できる。
アングルファインダーCをカメラに取り付けたところ
こうした無線LANを備えたデジカメとスマートホンを持っていたり、バリアングル液晶の付いたデジカメを持っているならアングルファインダーは不要だが、そうでないならローアングルから花や自転車を撮影する場合、地面に腹ばいになって撮影する事になってしまうのでぜひとも用意したいアイテムだ。
サイズ:94mm×59mm×40mm
重量:109g(カタログスペック)
重量:123g(実測値)
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