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10線防風林
芽室の町から道道62号線を南に4km程走ると道路沿いの西側に防風林が続くようになる。これが10線防風林だ。この10線防風林は新生から上伏古地区までの全長9.2kmにも及ぶ日本一の長さの防風林だ。この付近は日高山脈から吹き下ろす西風による風害の影響を低減するため、開拓時に防風林として整備された。今では農業の大規模機械化や道路拡張工事の邪魔になると多くの場所で防風林は伐採されてしまったが、この10線防風林だけは風害の防止だけでなく鳥類の住処や、果てしなく続くかのような素晴らしい景観と芽室町の農業に貢献していることはもちろん、山菜やキノコ、鳥類、エゾリスなど自然の宝庫であることが評価され、国から防風保安林の指定を受けただけでなく、芽室遺産にも認定され保存されている。この10線防風林のある道道62号線を走ると、延々と防風林が続くのでどこまで走っても同じような景色が続く。途中で何ヶ所か防風林が途切れている箇所もあるが、それでも長さを実感できることだろう。
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どこまでも続く10線防風林
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春先の10線防風林
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9.2kmの長さがある
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北には大雪山系が広がる
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