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真鍋庭園
帯広の町の南東の端、帯広駅から4km南の札内川の川岸にあるのが庭園として日本一の面積を誇る真鍋庭園だ。ここは元々樹木の輸入や生産、販売をしている業者が造った庭園だったが1966年から一般開放し、約8ヘクタールの広大な敷地に真正閣のある日本庭園と赤い屋根の家のあるヨーロッパガーデン、風景式森林庭園の3つのテーマガーデンで構成され、その中に鯉の池や見晴台、8mの滝、滝の池、ニジマスの池、ハマナスの丘、S字の滝などが点在している。真鍋庭園の象徴であるコニファー(針葉樹)や色とりどりの落葉樹、開拓以前から残る古木、北ヨーロッパ、カナダなどから輸入された北方系外来樹種、園芸樹種が何百種もあり、手入れの行き届いた庭園内を木々と花々が埋め尽くしている。園内にはエゾリスコース、キタキツネコース、ノウサギコースの3つの散策コースがあり、時間に応じてまわるコースを取捨選択できるようになっている。他にも珍しい苗木を購入できるガーデンセンターや庭園を見ながらゆっくりとティータイムを楽しめるカフェテラス「ブルー・スプルース」もある。ガーデンセンターにはウッドデッキもあり、登ってハックルベリー・フィンの気分も味わうことができる。残念な事にヨーロッパガーデンの一部はすぐ隣に道路があり、せっかくの美しい景色と静閑さを車の通行音が台無しにしている。
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真鍋庭園
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趣のある真正閣
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雰囲気の良いニジマスの池
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ヨーロッパの庭にマッチしていた赤い屋根の家
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