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ふるさと歴史館ねんりん
芽室町から道道317号線を南西に9kmほど走った所にあるのがふるさと歴史館ねんりんだ。ここはとかち田園空間博物館の1つとして歴史資料の保存、公開を目的として1999年に建てられた施設で、芽室町の開拓にあたった先人の生活に密着していた道具や民具、農機具などを展示するだけでなく、実際にそれらの道具を使う事ができる体験型の施設だ。耕す、運ぶ、備える、養う、播く、切り拓く、穫り入れ、暮らしの8つのテーマに分かれた展示スペースではそれぞれの道具とパネルの展示がある。また、ポンプ水汲み、井戸水汲み、石臼を使ってのソバ挽き、鋸を使った丸太切り、背負子など7つの体験コーナーがあり、実際に道具に触れながらその仕組みを理解することができる。さらに芽室の自然環境、先史時代から開拓移民により町の基盤が形成され、現在にいたるまでの歩みをパネルで紹介した情報ステーションや、感動工房に展示されている資料の使用方法や作業風景をコンピューター画面に触れていることで検索することができるスタディステーションなどがある。さらに24分の「いのち生まれいづる場所−北海道芽室町−」と16分の「芽室町100年−21世紀の幕開け−」の2本の映像も見ることができる。ここは観光地ではなく、どちらかと言うと地元住民や子供たちに過去の開拓時代の生活を知ってもらうための施設だが、展示はしっかりしているため道外の人が訪れても十分楽しめる。
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ふるさと歴史館ねんりんの外観
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ふるさと歴史館ねんりんの内部
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