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旧イギリス領事館
函館の町の南西の端、函館山の麓にイギリス領事館があった。この領事館は函館が国際貿易港として開港した1859年からイギリス領事館としてユニオンジャックを掲げ使われていた。1907年の火災により焼失したが1913年に現在の建物が再建され、1934年に閉館されるまでイギリス領事館として使われ続けた。函館市制施行70周年を記念してイギリス領事館は復元され1992年からは旧イギリス領事館、及び開港記念館として一般公開されている。1階で受付を済ませてギシギシと音のする傾いた階段を上ると2階の旧イギリス領事館内部には当時の領事執務室や家族の部屋が再現され、来館者は領事を体感できる。1階の開港記念館の箱館開港歴史室にはペリーの黒船来航から函館開港までの歴史や文化をパネルで展示しており、当時の函館の様子を知ることができる。開港記念ホールには函館を中心とした世界地図の鳥瞰図が床の絨毯一面に描かれている。箱館モダンストリートでは開港によって西洋文化がもたらされ変わりゆく函館の西洋人を人型切出しパネルで展示している。また英国雑貨のクィーンズメモリーやティールームのヴィクトリアンローズがあり、英国風の洋式庭園ローズガーデンではゆったりとブランチを楽しむ事もできる。
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旧イギリス領事館の入口
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旧イギリス領事館の執務室
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旧イギリス領事館の裏庭
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ライトアップされた旧イギリス領事館
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