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立待岬
函館の町の南の端、函館駅から南に3.5kmの位置にあるのが立待岬だ。函館山の裾野の縁を抜けて一方通行の細い道を登った先に立待岬がある。高台から見る景色は函館山がそのまま海に崩れ落ちるかのような断崖絶壁が見渡せ、とてもダイナミックな景色が広がる。反対側には弓なりに続く大森海岸と函館市街を見渡す事もできる。また晴れていれば津軽海峡の先には下北半島や津軽半島も見渡すことができる。崖の下の海岸線に下りることのできる階段もある。森昌子の曲「立待岬」のタイトルになったほど有名な岬で、函館山と並んで観光客も比較的多い。岬に向かう坂の途中には石川啄木一族の墓があり、墓標には「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」の歌が刻まれている。ここからも津軽海峡の先に函館市街を見渡すことができるが、お墓には駐車場がなく、前の道も一方通行の細い道なので注意が必要。自転車やバイクなら大丈夫だろう。さらに啄木を偲んで立待岬を訪れた与謝野鉄幹・晶子夫妻が詠んだ歌碑が立待岬にある。
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函館山からの断崖絶壁が海に落ち込む
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立待岬から見た函館市街
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