|
琵琶瀬木道
霧多布の町から道道123号線を南西に3kmほど走った太平洋岸に霧多布湿原トラストの事務所がある。霧多布湿原は海に近い1/3の面積が民有地となっており、湿原を保全する為に民有地を買い上げて保全するのが霧多布湿原ナショナルトラストだ。この霧多布湿原トラストの事務所からは霧多布湿原に向かって真っ直ぐに延びる全長500mの琵琶瀬木道と、道道沿いに全長700mの仲の浜木道がある。特にお勧めは琵琶瀬木道で、どこまでも続く湿原の中の木道を歩き、後ろを振り返ると海に浮かぶ台地のような嶮暮帰島が見える。そしてその歩いた先にある展望台に行くと、360度ぐるり湿原に取り囲まれ霧多布湿原を流れる泥川も間近に見ることができ、まるで湿原の中にいるような感覚を味わえる。6月中旬から8月下旬までは霧多布湿原にもヒオウギアヤメやノハナショウブなど数多くの花が順番に咲く。特に7月中旬頃に見頃を迎えるエゾカンゾウがお勧め。霧多布湿原トラストの事務所にはカフェもあり軽食を食べることもできるがトイレは有料で、そのお金はトラスト運動に利用される。二階は展望台になっており霧多布湿原に続く琵琶瀬木道を一望できる。
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと
琵琶瀬木道先端から見た泥川のパノラマ
|
霧多布湿原に続く琵琶瀬木道
|
琵琶瀬木道の先端
|
背後には嶮暮帰島がある
|
霧多布湿原トラスト
|
|