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火散布沼
霧多布の町から西に10kmの位置にある沼が火散布沼だ。火散布沼は元々海だったが海水面の河口により海が取り残されて沼となった周囲15kmの海跡沼だ。潮の満ち引きに応じて海水が直接流入するため冬でも湖が凍ることはない。この沼はアサリ、カキ、ウニなどの養殖場となっており、湖岸の南側には多くの養殖設備が並んでいる。しかしそれ以外は手つかずの自然が残っており、冬になると白鳥やタンチョウが飛来し、霧多布湿原と並んでラムサール条約の登録湿地ともなっているほか、景色の良さから浜中十景にも選ばれている。火散布沼は基本的に南側からのみの眺めとなるが、観光地ではなく住宅と漁港の護岸との間からの眺めとなる。道道123号線沿いの坂の途中の高台からも火散布沼を見下ろすことができるが、駐車場がないので交通の邪魔にならないよう注意が必要だ。火散布沼はかなり入り組んだ形をしているので、これらの場所から見えるのは火散布沼の一部でしかなく全体を見渡す事はできない。全体を見るには山道を踏み分けていくしかない。
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火散布沼のパノラマ
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湖岸から見た火散布沼
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高台から見た火散布沼
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