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襟裳岬
日高山脈の南の端にあるのが襟裳岬だ。ここは日高山脈がそのまま海に沈み込んだような岩肌むき出しの崖がそのまま太平洋まで続いている。岬の先端まで岩礁群が伸びており、標高70〜80m程度の高台にある展望台からはそれらが一望できるほか、周囲には遊歩道も整備され岬の先端まで歩いて行ける。岬の先端から振り返ると高台の上からでは見る事のできない断崖絶壁と、その崖に埋め込まれたような風の館の姿も見る事ができる。襟裳岬は森進一の歌にもあるように数軒の土産物屋と、岬の地下には風の館という風をテーマとした施設、そして小さな襟裳岬灯台があるだけで他には何もない。しかしそれを逆手に取ったように「これからはなにもないがおもしろい」と宣伝している。この襟裳岬はゼニガタアザラシの住処ともなっており、岬の先端まで行くと一年中その姿を見る事ができる。襟裳岬は風が強く、風速10m以上の風の吹く日が年間290日以上もあるので自転車で訪れる際には吹き飛ばされないように気をつけよう。
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