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豊似湖
襟裳岬の18km北に周囲1kmの小さな豊似湖がある。国道336号線沿いにある目黒から猿留川林道のダートを猿留川に沿って9.2km走ると豊似湖だ。林道はほとんどが走りやすいフラットなダートだが、豊似湖に近い2.5kmだけは急な傾斜の舗装路となる。湖面の標高は260mなのでそこそこ登らなければならない。豊似湖の少し手前にある小さな駐車場に自転車を止めて静かな森の中を200mほど歩いて登ると視界が開け、目の前に豊似湖が広がる。豊似湖は摩周湖と同様に河川の流入、流出のない内陸湖だ。周囲には人家はまったくなく、森の中に岩がゴロゴロと転がっているだけの、訪れる人もほとんどいない自然の宝庫となっている。この豊似湖は湖がハート型をしている事や、ナキウサギが観察できる事でも有名だ。豊似湖を一周する形で遊歩道が整備されており、多少のアップダウンはあるが20〜30分も歩けば簡単に一周でき自然を満喫できる。しかし降水量によって湖の水位が大きく変動する為、水位が上昇すると遊歩道も水没してしまい一周できなくなる。駐車場と反対側には大言道路が完成する前の生活道路として使われていた猿留山道があり、深見峠を越えて観音岳まで行く事ができる。
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豊似湖のパノラマ写真
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湖から木が生えている
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湖へは森の中を歩く
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