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百人浜第二展望台
道道34号線の庶野から襟裳岬までの太平洋岸の全長12kmの長い砂浜の海岸を百人浜という。この百人浜はかつては森林だったが、木材を燃料にするために伐採したところ植物が生えなくなり荒野となって襟裳砂漠とまで呼ばれるようになった。その砂が海に流れ出して濁った海にサケやマグロなどの回遊魚が近づかなくなり漁獲量が激減した。そこで1953年から植樹活動が始まり苦労の末、道道34号線の陸側を中心にクロマツの森ができ、海も豊かさを取り戻した。そんなクロマツの森の中にあるのが百人浜第二展望台だ。駐車場から整備された森の中に続く歩きやすい第二展望台遊歩道を170mほど歩くと緩やかな登りの全長70mの真っ直ぐに伸びる木道があり、その先に百人浜第二展望台がある。この展望台からは植樹されたクロマツの森だけでなく、その先には百人浜や日高山脈まで見渡すことができる。この第二展望台遊歩道はこの百人浜第二展望台への道だけでなく一周1kmと1.5kmの遊歩道もある。少し坂を登るとはいえ手軽に自然を楽しむ事ができる場所としてお勧めなのだが標識がわかりにくく、その存在をあらかじめ知っていなければ、ここに展望台がある事に気付く人はほとんどいないと思われ、ゆえに訪れる観光客もほとんどいない穴場となっている。
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百人浜第二展望台から見た百人浜のパノラマ
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森の中に木道が続く
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木道の先にはこんな光景が
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