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江鳶山展望台
清里の町から南に9km、江鳶山の山頂から2kmほど北東の江鳶山中腹にあるのが江鳶山展望台だ。ここは地元の人にもほとんど知られていない展望台なので案内などはほとんどなく、訪れるのは苦労する。ただし道道857号線を南の端まで走れば江鳶山展望台へと続く江鳶奥林道に入るので、知っていれば迷う事はないだろう。この江鳶奥林道はかつてエトンビ山スカイラインと呼ばれていたが、一般的なスカイラインとは似ても似つかわしくない荒れた林道のため、いつしかその名前もなくなってしまった。江鳶奥林道入り口にはエゾシカによる農作物の被害を防ぐためのゲートがあるが、施錠はされておらず自由に出入り可能なので、ゲートを越えてダートの林道に入る。ここからの林道は急坂急カーブありの大きな砂利のゴロゴロした荒れたダートなので、訪れるとすれば一般的な乗用車ではなく車高の高い4WDなどがいいだろう。ダートの入り口は標高200mで、そこから道のりにして6.3km、標高差で300m近く登ったところに展望台がある。この展望台は金属製だが、ほとんど整備されておらず完全にさび付いて風化しており、登るのに恐怖を感じる。しかし標高587mの展望台の上からは山林と田園地帯越しに清里の町並みとオホーツク海を眺める事ができ、素晴らしい景色を堪能する事ができる。ただし大きな砂利の転がる荒れたダートの急坂を標高差で300m近くも登る事になるので、マウンテンバイクでもない限り自転車でここを訪れるのは断念した方がいいだろう。
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江鳶山展望台から見た清里
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赤く錆びた江鳶山展望台
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