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小清水原生花園
網走と小清水の間の国道244号線沿い、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた約8kmの細長い砂丘に小清水原生花園が広がる。ここは日本一有名な原生花園で知床観光には必ずセットで小清水原生花園の見学も組み込まれるほどでシーズンともなると観光バスがひっきりなしに訪れる有名な観光地だ。原生花園は比較的広く、その気になれば海岸線沿いをどこまでも歩く事ができる。小清水原生花園には1954年に昭和天皇が、そして1958年には皇太子殿下(平成天皇)も訪れており、それを記念して原生花園内の高台を天覧ヶ丘展望台と呼び陛下の詠まれた歌の歌碑もある。天覧ヶ丘展望台からはオホーツク海越しに知床連山も眺める事ができる。5月下旬から9月上旬にかけて花が咲き、6月中旬から7月上旬が見頃となる。エゾスカシユリやエゾキスゲ、ハマナスなどが咲くが、近年では花の数が減りつつある。隣の小清水原生花園インフォメーションセンターHanaでは1人100円の観覧料が必要になるが、200インチの8面大画面シアターで原生花園に咲き誇る花々や北の大地に広がる小清水の四季折々の姿を上映している。他にもこちらは無料となるが空から見た原生花園や流氷、クリオネなどをまとめたこしみず物語の上映、パソコンで検索する原生花園の花図鑑などもある。またシーズン中はJR原生花園駅が臨時で開設され、駅員の服を無料で貸し出し記念撮影のサービスもある。この原生花園駅の踏切からフレトイ展望台と知床連山をバックに列車の写真を撮るとなかなかよい。
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原生花園駅とその踏切
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天覧ヶ丘展望台から見た小清水原生花園
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フレトイ展望台をバックに撮影
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冬でも絵になる
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