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濤沸湖水鳥湿地センター
北浜駅の1kmほど南東に濤沸湖が海に流れ出る河口があり、そこに濤沸湖白鳥公園がある。この白鳥公園に隣接した施設が濤沸湖水鳥・湿地センターだ。ここは人と自然を結ぶため環境学習や保全活動の拠点として2012年に建設された、濤沸湖周辺の自然、歴史、文化、利用に関する展示や映像、解説を通して、湿地の重要性を知り、自然を楽しむための情報を提供する施設だ。入口入ってすぐの展示室では「環境と生命のかかわりを知る」を展示の基本コンセプトとしており、ラムサール条約の理念である「保全と再生」「賢明な利用」「交流と学習」を進める観点から、濤沸湖周辺の自然、歴史、文化に関する展示や映像、解説を通して、湿地の重要性を知り、自然を楽しむために必要な情報を提供している。展示室はガラス張りの開放的なスペースとなっており、窓際には無料のフィールドスコープが並んでいて、冬でも暖かい室内から野鳥や水鳥をバードウオッチングできる。カメラを持参すればフィールドスコープに自分のカメラをセットして水鳥の姿を撮影することも可能だ。隣のレクチャー室では濤沸湖の周辺に生息する生物の生態や、濤沸湖の四季折々の姿、そして濤沸湖を空から見た姿などを紹介する映像展示「生命のゆりかご」を放映している。資料展示室では濤沸湖周辺に関する資料や昆虫、野鳥など114点の標本も展示されている。また環境負荷の低減を図るため、施設内はヒートポンプシステムを利用した空調管理されており、ソーラーパネルでの発電など、自然エネルギーを活用した施設運営にも取り組んでいる。
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濤沸湖水鳥湿地センターの外観
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濤沸湖水鳥湿地センターの内部
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