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日本最北端の線路の碑
稚内の町中、JR稚内駅に隣接する形で道の駅わっかないがある。この道の駅の広場にポツンとたたずんでいるのが日本最北端の線路の碑だ。かつての稚内駅はもっと北に貨物ホームがあったり、北防波堤ドームまで稚内桟橋駅ホームがあって線路はもっと北に続いていたが、貨物営業の取り扱いの廃止に合わせて線路は稚内旅客ホームまでとなった。その時のホームの一番北端の行き止まりにはレールでできた車止めと「最北端の線路」と書かれた標識があり、これが長く最北端とされてきた。しかし2011年に稚内駅は改装され、線路が短くなってしまい、元の最北端の場所は駅舎の外になってしまった。当然、最北端の線路も南に移動するはずだったが、線路とレールでできた車止めだけはそのまま残され、今では線路の延長線上の道の駅を越えて、さらにその先の広場に日本最北端の線路の碑と共に展示されている。大きな碑ではなく、かつ説明書きもないので近くに行かないとこれが何であるのかわからないし、ましてなぜ駅から離れたこの場所に日本最北端の線路の碑があるのかもわからないだろう。道の駅内部からは実際に使用されている日本最北端の線路とその標識を見る事ができる。
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日本最北端の線路の碑
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日本最北端の線路と標識
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