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育みの里見晴らし台
稚内の町の西側すぐそばには100〜200mクラスの低い山がいくつも並んでいる。この山の中腹に氷雪の門やキャンプ場などのある稚内公園が広がる。この稚内公園にある百年記念塔への道を塔を過ぎてさらに登ると、道はやがて「パノラマコース」という名のダートの散策路になり、さらにダートを進むとテレビの中継アンテナが見えてくる。このアンテナの麓にあるのが育みの里見晴らし台だ。ここは標高210mの山頂にあり、稚内の町とは反対側にある高台の上から利尻島と礼文島を見渡す事ができる絶好の展望場所となっている。山頂は中継アンテナの100mほど東側にあるが、眺めは山頂よりも中継アンテナからの方が良い。利尻島と礼文島の両方を同時に見渡すことができることから利礼の丘とも呼ばれている。ただしここへの道は車両通行禁止となっているので緩やかなアップダウンのある1.5kmほどダートの道を歩かなければならない。ゆえに訪れるにはハードルが高く、稚内市民にもあまり知られていない。しかしこの稚内公園に広がる育みの丘にはパノラマコースだけでなくアドベンチャーコースや南中の森コースなど多数の遊歩道が整備されており、周りに視界を遮る木々が少なく眺めがいいことからハイキングがてらに訪れるといいだろう。
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育みの里見晴らし台から見たパノラマ
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山頂から見た中継アンテナと利尻山
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左に利尻島と右に礼文島が見える
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