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ノシャップ寒流水族館
稚内の北の端、野寒布岬にある水族館がノシャップ寒流水族館だ。日本最北の水族館として1968年に日本で100番目の水族館として開館した。入口を入るとまずアザラシ池が目に入る。ここにはアザラシが10頭ほどいるが100円でアザラシの餌となる魚のぶつ切りを販売しており、それの入ったバケツを持ってプールサイドに立つとアザラシが目の色を変えて一挙手一投足に注目し、トングでプールに餌を投げるとアザラシがジャンプして餌をダイビングキャッチする芸が見られる。向かいのペンギン池ではペンギンのショーが見られるが、1日2回しか見られないので時間を調べて行くといいだろう。ただしペンギンはケースに入っているので客とペンギンとの距離は手で触れるくらいに近づく事ができるが、展示方法としてはあまりよろしくない。水族館本館の2階から入るとクリオネや大きなウミガメが出迎えてくれる。そこから小さな水槽の並んだ通路を進むと熱帯魚など暖かい海に住む魚が展示されている。ここにはドクターフィッシュがあり、水槽に手を入れる事ができるようになっているので、角質を食べてもらう事ができる。さらに螺旋階段で1階まで降りると、そこには一周45mの360度見渡す事のできるノシャップ寒流水族館の目玉となる回遊水槽がある。この水槽にはイトウやホッケ、オオカミウオなど巨大な魚が泳いでいるのをベンチに座ってのんびりと鑑賞する事ができる。この水族館の最大の特徴は何より訪れる人が少ない事で、この回遊水槽ですら一人で独占できる事も珍しくない。北の海の魚を中心に120種類3000点の海の生き物が展示されているが、何せ小さな水族館なのであっという間に見終わってしまう事だろう。
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ノシャップ寒流水族館の外観
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ノシャップ寒流水族館の大回遊水槽
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フンボルトペンギン
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ゴマフアザラシのプール
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