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士幌農協記念館
士幌町の町中、士幌町役場の南隣にある建物が士幌農協記念館だ。士幌町の農業の歴史は1898年に岐阜県からの開拓有志がこの士幌の原野を開墾した事にはじまる。1931年には士幌町農協の前身である士幌村産業組合が設立され、幾多の苦労を重ねて今に至る。ここはその先人の開拓の苦労を偲び士幌農業の歴史や農協の各種事業を紹介するために1991年に士幌町農業共同組合創立60周年記念事業の一環として建設された記念館だ。立派な建物の内部の農業体験ホールには士幌農業のあゆみを紹介するパネルや士幌の四季の写真の他、馬鈴薯コンビナートでビートの収穫や乳牛の搾乳も体験できる。士幌ポテトビジョンでは士幌町のポテトチップスがおいしいわけを知る事ができる。さらに士幌町出身でJAの会長まで登りつめた太田寛一記念室なるものも存在する。彼は「農民が生産したものは、農民自らの力で加工して消費者に渡すことをやらなければ、農民を貧乏借金から救うことは出来ない」という信念の元、デンプン工場やよつ葉乳業を起業し士幌農業コンビナートと呼ばれる礎を築いたそうだが、あまりに立派な記念室に驚かされる事だろう。
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士幌農協記念館の外観
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士幌農協記念館の内部
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豪華な太田寛一記念室
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畜産、酪農、肉牛の展示
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