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アイカップ自然史博物館
厚岸の5kmほど南にある突き出た愛冠岬への入り口にあるのがアイカップ自然史博物館だ。ここは北海道大学の教育と研究に資する目的で北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所が運営する博物館として1951年に開設された。ヒグマ、エゾシカ、ゼニガタアザラシなどのほ乳類、シマフクロウ、タンチョウ、オジロワシ、エトピリカ、オオワシなどの鳥類、昆虫や化石、鉱物など約2000点の標本が常時展示されている。もちろん大学生だけでなく一般観光客でも見学可能だ。外から見た建物の雰囲気や見学が無料である点から推測するのとは大違いで、内部は数多くの剥製や標本が展示されており、見応えがある。ただ残念なのは多数の標本が並んでいるだけでパネル展示が少なく、動植物がどのように進化してきたか等の説明があればさらに知識の習得に役立ったと思われる。無料の施設にそこまで求めるのは無理があるが設備そのものはかなり立派で、ぜひとも訪れたい施設だ。
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アイカップ自然史博物館の外観
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アイカップ自然史博物館の内部
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