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難読地名ロード
釧路の東側にある道道142号線の尻羽岬から昆布森にかけては、道道は山の上を走るが、海岸線沿いに小さな漁村が数多く続く。これらの漁村には超難解な漢字の地名がついており道道142号線沿いにはそれらの漢字と読み方、そしてその意味を記した標識が数多く存在する。知方学(ちぽまない)、老者舞(おしゃまっぷ)、分遺瀬(わかちゃらせ)、入境学(にこまない)、初無敵(そんてき)、冬窓床(ぶいま)、浦雲泊(ぽんとまり)、賤夫向(せきねっぷ)、来止臥(きとうし)など読めないものばかりだ。元々これらの地名は他の北海道の地名と同様にアイヌ語だったが、明治時代に法令によりアイヌ語の地名が漢字化された。なぜこの地域だけこれだけ難しい漢字が当てられたのかはよくわかっておらず、漢字文化に憧れたとか漢詩的な教養を持った人が漢字を当てたとか、他の場所の同じ名前の地名と区別する為に難しい漢字を当てたなど諸説あるが定かではない。こんな難解な地名の続く道道142号線で、地名の読み方にチャレンジしてはいかがだろうか。
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難読地名の標識
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難読地名の標識
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