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お供山展望台
厚岸の町から厚岸大橋を渡った目の前にある山がお供山だ。入り口がわかりにくいが、民家の裏が登山道入り口となっている。自転車なら問題ないが駐車場がないので車の場合は厚岸漁港に車を止める必要がある。コースは前半が木組された急な階段の連続で、後半は階段の登山道だが、階段の土がすべて流れてしまい階段がハードルにしかなっていないので歩きにくい登山道といったところだろう。登り始めて10分もすると鹿落しのチャシ跡が見えてくる。このチャシ跡も堀がくっきりしており、なかなか見応えがある。ここからも厚岸の町並みが一望できるが、ここまで来れば展望台はすぐそこなので展望台まで歩みを進めよう。木製の一風変わった展望台を四階まで登ると、標高80m程度の丘の上に建つ展望台からは、厚岸の町や厚岸大橋、厚岸湖、太平洋など360度の大パノラマが待っている。間違いなく厚岸の一番の展望地だ。これだけでも苦労して登ってきた甲斐があったというものだ。ただし厚岸大橋だけは木に邪魔されて一部が隠れてしまうので、厚岸市街だけを見るなら手前のチャシ跡から見た方が眺めがよい。厚岸市街を上から見渡せるだけあって夜景も美しく、ライトアップされた厚岸大橋を上から見ることができる。ただし真っ暗な中での山登りになるので明るいライトは必須だ。この展望台は外見上も変わった形をしており、丸太で組まれたロッククライミングのような急坂があるだけで階段がないように見える。実際には展望台中心の細いパイプの中に螺旋階段があるのだが、これ見よがしに展望台の上から急坂にロープが垂れているので、まさかこれを使って展望台に登るのかと思わせる。ただこの構造上の問題として階段がとても狭く、太った人は階段に入れない可能性がある。
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お供山展望台から見た厚岸市街と厚岸湖のパノラマ
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お供山展望台
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展望台の最上階
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お供山展望台から見た厚岸大橋
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鹿落しのチャシ跡
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ライトアップされた厚岸大橋
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厚岸の夜景
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