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三毛別ヒグマ事件復元現場
三毛別ヒグマ事件とは1915年12月に冬眠に失敗したヒグマが餌を求めて里に下り、女性を襲って肉を食べた結果、女性の肉の味を覚えたヒグマが開拓農家を次々と襲って女性の肉を食べ、わずか3日間で7名の死者と3名の重傷者を出したという、世界的にも類を見ない悲惨な事件だ。苫前の町から30kmほど南南東に下ったところにその事件現場となった三毛別があり、そこには事件を復元した家屋と、家屋を今にも襲おうとしている全長3mはあろうかという巨大なヒグマのレプリカがある。周囲には簡素な公園もあり、樹木には熊が付けた爪の跡が生々しく付いている。三毛別熊事件は吉村昭の小説「羆嵐」や、後にラジオやTVドラマとしても再現され有名となった。なお、この三毛別熊事件復元現場から古丹別までの道道437号線18kmは通称ベアロードと呼ばれており、道端の至る所に熊の看板やイラストがある。しかしイラストだけでなく、途中の道は交通量も少なく、復元現場も木が生い茂ったうっそうとした森の中にあり、観光客がほとんどいない事から本物の熊も出没するらしいので、訪れるには注意が必要だ。
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事件現場はこんな深い森の中にある
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こんな大きなヒグマのレプリカが
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レプリカはかなり怖い
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襲われた家屋の室内
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