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てしおChuChuプリン
日本最北の都市、稚内市。この稚内から日本海沿いに道道106号線、通商オロロンラインを60kmほど南に下ると最初に到達する町が天塩町だ。農業や漁業が主な産業である人口3000人ほどの小さな天塩町が全国に誇る特産物がてしおChuChuプリンだ。てしおChuChuプリンとは鏡沼海浜公園隣にあるてしお温泉夕映で製造販売されるマヨネーズのような容器に入った濃厚なプリンのことだ。てしお温泉夕映の二木料理長が考案し試行錯誤の上2008年から販売開始した。天塩町で大ブームとなっているだけでなく、天才!志村動物園や秘密のケンミンSHOW、めざましテレビ等、数多くのテレビやラジオで取り上げられ、田舎町の温泉施設としては異例の売上を誇っている。餌・水・空気にこだわった旭川産の鶏卵と豊富牛乳をふんだんに使って作られたプリンは濃厚で、一度食べたらきっと病みつきになるだろう。1個320円とプリンとしては高価であるにもかかわらず人口3000人の町の温泉で一日平均300個売り上げるのだから爆発的人気と言えよう。このてしおChuChuプリンには通常のプリン味だけでなくチョコレート味や抹茶味、カフェオレ味などが存在し、サイズも通常の120mlサイズだけでなく1リットルのてしおChuChuギガプリンまで存在する。このてしおChuChuプリンは催事で一部販売していたり通販もしているが、基本的にはてしお温泉夕映でしか販売していない。てしおChuChuプリンがテレビでも取り上げられ知名度が全国区になると北海道を中心に「北海道すいーちゅプリン」「北海道ぷりんでちゅー」「北のおいちゅープリン」「北のすいちゅープリン」「ススキノ吸イーツプリン」「Chuップリン」「ただいまプリンチュウ」「そのまんまプリン」「番ちゅープリン」「マヨらかプリン」などのコピー商品が多数出回っているが、もちろん本家はてしお温泉夕映で販売されているてしおChuChuプリンだ。また北海道だけでなく東京でもスカイツリー土産として「プリンだっちゃ」が存在するが、これももちろんてしおChuChuプリンのパクリである。中でも一番ひどいのは熊本を中心にJA阿蘇が販売している「CHU−CHUプリン」はその名前といいプリンの姿をしたキャラクターといい完全なコピー商品、というより偽物と言っても過言ではないほどで、農協がここまでしていいものかと品格を疑うほどだ。
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てしおChuChuプリン
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ケースに入って販売される
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てしおchuchuプリンのポスター
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てしお温泉夕映
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