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海のふるさと館
留萌の港の西外れの日本海に面した黄金岬。ここは岬の裏が高台になっている事から、江戸時代の末期には、狼煙台として利用され北前船など日本海航行の重要な目印として利用された。この高台の上にある「学ぶ・遊ぶ・憩う」をテーマにした社会施設が海のふるさと館だ。留萌の郷土資料を収集、保管、展示、公開を目的として1989年に建設された。入り口には剥製標本のまるで生きているかのような生態展示があり、1階の常設展示室では大陸の一部だった日本が2000万年前に地殻変動によって日本海が誕生した仕組み、古代のアイヌ時代や北前船の時代の留萌の貴重な資料を展示。さらに留萌の発展の源となったニシン漁の模様を写真や漁獲状況など数々の資料や漁具、ニシン船一隻を造り上げるのに必要な船大工の道具を展示している。さらに大スクリーンによる映像展示では留萌港誕生の経緯と春から冬へと変化する留萌の自然の姿を映像で現した「海燃えて」が上映されている。また留萌港内遊覧シミュレーションるもい号があり、操舵を握って留萌港の映像を見ながら港内を操船できる。かつてこの常設展示室は有料だったが、いつしか無料になった。展示規模は無料としてはまずまずなので、お勧めの場所だ。2階には黄金岬を眺めながら食事のできるレストラン「海遊郷」や展望ラウンジがあり、夕陽百選にも選ばれている黄金岬の夕陽を見る事ができる。
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海のふるさと館の外観
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海のふるさと館の内部
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剥製標本の生態展示
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展望ラウンジから見た黄金岬
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