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黄金岬
留萌の港の西外れの日本海に面した岬が黄金岬だ。かつてニシンの見張り台でもあった岬は夕陽に映し出されたニシンの群れがきらきらと黄金色に輝きながら岸をめがけて押し寄せたことから黄金岬と呼ばれるようになった。黄金岬は夕陽の美しい事で有名で日本夕陽百選にも選ばれるほどだ。作詞者で知られる佐藤勝氏が留萌出身ということもあって、黄金岬には彼の作詞した「君の行く道は」の歌詞で始まる「若者たち」の歌詞の刻まれた歌碑がある。また冬の黄金岬は波の激しい事でも有名で、スコットランドのウイック、インド南部のマドラスと並んで世界三大波濤に選ばれており、それを記念して岬には波濤の門という石碑がある。また黄金岬は岬の裏が高台になっている事から、江戸時代の末期には、狼煙台として利用され北前船など日本海航行の重要な目印として利用された。この高台の上には海のふるさと館という博物館もあり、ここで夕陽を眺めながらくつろぐのもよいだろう。岬にはキャンプ場も併設されているが道に面した駐車場の横にあるので雰囲気は今ひとつだ。
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日本夕陽百選の黄金岬の夕陽
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黄金岬の波濤の門
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