|
鍋釣岩
奥尻島のフェリー乗り場から道道39号線を1kmほど南下した海岸に、高さ20m近くある巨大な穴のあいた岩が海の上に立っているのが見える。この自然に穴の開いた岩は鍋のつるのように見えることから鍋釣岩と呼ばれ、奥尻島を代表する景勝地、シンボル的存在となっている。鍋釣岩はもともとは大きな安山岩だったものが長い年月をかけて波に洗われて削れていき、今のような真ん中に穴のあいた形になったとされる。奥尻島を代表する観光地だけあって近くの海岸沿いには立派な展望台も整備されており、さらに18:00〜22:00には鍋釣岩がライトアップされ暗い海に明るく照らされて鍋釣岩が浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出す。昼間も美しいが、夜は夜で異なった美しさがある。この鍋釣岩の上に茂る植物はヒロハノヘビノボラズで、枝葉に鋭いトゲがありヘビも登らないことからこの名がついた。1993年の北海道南西沖地震で岩の一部が崩れたため、現在は崩れた部分をコンクリートで補修している。
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと
奥尻島のシンボル鍋釣岩
|
海に浮かぶ鍋釣岩
|
|