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北追岬公園
奥尻島の西海岸、神威脇のすぐ南側の高台の上に広がる公園が北追岬公園だ。神威脇はロシアによって終戦後、国後島を追われた住民が1946年に入植した場所である。戦争により生まれ故郷の北方領土を追われた人たちの望郷の思いが彫刻家、流政之氏の心をとらえ、奥尻島島内には至る所に彫刻が並び、特にここ北追岬には1982年に8基ものモニュメントが公園内に配置された。その中でも公園入り口にある巨大な「北追岬」の彫刻は故郷を追われて神威脇に集団入植した人達の望郷の念を表現しており悲しい思いを感じる事ができるだろう。公園内にはキャンプ場や展望台もあり、奥尻島西海岸の断崖など変化に富んだ景色や遠くに見える無縁島など高台の上から見下ろす奥尻島西海岸の景色は島内随一とも言えよう。またここからは日本海に沈む夕陽を眺める事ができる。キャンプ場も眺めのよい高台にあるが風が強いので注意が必要だ。公園内には曲がりくねった細い道路があるが、公園内には標識がないのと道が入り組んでいるので、公園入口にある地図をしっかりと覚えてから中に入ろう。そうでないと大きな公園内の迷路で迷うこと間違いなしだ。
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北追岬公園展望台からの眺め
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北追岬公園のオブジェ
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