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入江貝塚公園
今の洞爺湖町、昔は虻田と呼ばれていた町の市街地の真ん中、虻田中学校の東隣の高台に入江貝塚公園がある。この入江貝塚公園は今からおよそ4000〜5000年前にこの地で暮らした縄文人の貝塚のあった場所で、1942年の海軍工場の住宅建設において貝塚が発見され発掘が続き、1998年に史跡入江貝塚公園としてオープンした。公園内には貝塚や土器、発掘調査などから入江貝塚の特徴を詳しく解説した総合解説広場、縄文時代の竪穴住居を骨格模型とさらに土を被せて復元した住居の広場、動物の骨や魚の骨など1500年にもわたって堆積した厚さ3mにも及ぶ貝塚の断面を見る事のできる道具の広場、入江貝塚の周辺の環境など当時の地形や生物などを解説した環境の広場など、通常の公園とはひと味違った遺跡が展示されている。特に道具の広場は貝塚の中にトンネルを通し、トンネル内の通路のガラス越しに1500年もの長い時間かけて堆積した貝塚の断層を眺めることができお勧めだ。
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史跡入江貝塚公園
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公園全景、噴火湾が見える
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縄文時代の復元住居
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貝塚の断面
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