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カムイチャシ史跡公園
豊浦の町に8kmほど西に内浦湾に少し張り出した茶津岬がある。この茶津岬の周辺に広がる公園がカムイチャシ史跡公園だ。カムイチャシとはアイヌ語の神の砦・館から名付けられた。道道608号線のカムイチャシトンネルを越えたところに駐車場があり、そこからトンネルの上に登っていく130段ほどの急な階段が延々と続く。この階段を標高30mまで登ると上には展望台を兼ねた東屋、そしてその先には遊歩道が続いている。展望台からは正面に内浦湾が広がり、左手には豊浦の町並みや有珠山、そして天気がよければ内浦湾越しに駒ケ岳まで見える。残念ながらここからは西側の景色は見えないが、来るときに登った階段からは西側の長万部に続く海岸線を見ることができる、ここは昔アイヌの人々の砦で、東屋の近くにはチャシコツもある。このカムイチャシ史跡公園には隣に無料のキャンプ場もある。またこの地を斉藤茂吉、与謝野鉄寛・晶子、伊藤整などの歌人・文人が訪れた事からトンネルを越えたさらに奥には豊浦文学碑公園もある。あまり人の訪れる公園ではなく、階段を登るのも大変だが、ここは良好な自然の風致景観を持つ優秀な景勝地であることから2012年には国指定の景勝文化財「ピリカノカ」に指定されており、晴れていれば眺めはまずまずなのでお勧めできる公園だ。なお公園の横を函館本線が通っており、展望台から太平洋の海岸線と一緒に列車を撮影する事ができる。
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カムイチャシ史跡公園の展望台からの景色
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カムイチャシ史跡公園の展望台
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豊浦文学碑公園
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展望台のある岩山
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こんな急な階段を登る
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カムイチャシ史跡公園の夜景
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