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昭和新山熊牧場
有珠山ロープウェイの山麓駅にあるのが昭和新山熊牧場だ。ここは約100頭のヒグマが熊牧場の中で暮らしており、そんなヒグマを檻の外からだけではなく、人間が檻の中に入って迫力ある熊の姿を見ることができる。ただ眺めるだけだとそれほど面白くはないが、牧場内ではリンゴやクッキーなどの熊の餌が市販されており、観光客が餌を持っているのを見つけると、熊の方から近寄ってきて餌を催促してくる。しかもその餌をねだるポーズが立ち上がって万歳するだけでなく、手招きして見せたり手をたたいて観光客の気を引こうとするなど愛くるしい姿を見せてくれる。さらにこの熊たちは餌を捕るのもうまく、熊めがけて餌を上手に投げてやれば、直接口で餌を受けてくれる芸を見せてくれる。檻の中から餌をあげると、すぐそばまで熊が寄って来て柵にしがみつくなど大迫力の光景を見られる。ただ残念なことに、安全面のためか熊のスペースはすべて床も壁もコンクリートで覆われており、それを上から見下ろすのが多い。やはりもう少し自然に近い環境を同じ目線で見てみたいと思ってしまう。なお有珠山ロープウェイの山麓駅や昭和新山熊牧場、三松正夫記念館は同一の観光施設内にあるが、山の中腹にあるため自転車で登るのは大変だし、車やバイクの場合、駐車場代が高いのでまとめて見学する事をお勧めする。
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昭和新山熊牧場の建屋
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昭和新山熊牧場の全景
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餌をねだる熊
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リンゴをダイレクトキャッチ
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アライグマもいる
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昭和新山が見える
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