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羅臼町郷土資料館
羅臼と標津の境目にある峯浜の町。この町にはかつて植別小中学校があったが、2010年に廃校となった。そこで羅臼町町民体育館に展示運営されていた羅臼町郷土資料室を廃校となった校舎に移転し2011年に完成したのが羅臼町の歴史、自然関連資料を総合的に展示している羅臼町郷土資料館だ。羅臼は太古から北方民族が行き来した地で、さまざまな時代に遺跡を残している。アイヌ文化の直接の祖先と考えられる擦紋文化と、オホーツク文化とが融合した文化と考えられているトビニタイ文化など多くの遺跡が羅臼に存在し、その多くがこの羅臼町郷土資料館に展示されている。縄文、続縄文時代の土器や石器などの展示に始まり、オホーツク文化、トビニタイ文化の木製品や骨角器、竪穴模型、江戸時代以降のアイヌ文化や北海道の名付け親、松浦武四郎についての展示、漁具や生活道具、高山植物、オジロワシやシマフクロウ、クジラ模型、蝶や蛾、甲虫など二百数十種の知床に生息する昆虫標本などが展示されている。休日が休館日なので訪れにくい側面はあるが展示内容は豊富なので行って損はないだろう。
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羅臼町郷土資料館
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羅臼町郷土資料館の内部
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