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知床世界遺産ルサフィールドハウス
道道87号線の相泊近くに知床世界遺産ルサフィールドハウスがある。ここは知床岬や知床岳などの一般の旅行者が普段訪れない地域を利用する登山者やシーカヤッカーなどに対し、ルールやマナー、現地の情報を提供するため2009年に開館した施設だ。元々、知床岬や知床岳へ行くことは禁止していたが、それでも危険を承知で訪れ危険な目に遭う人が後を絶たなかった。そこで禁止するのではなく、訪れるにあたって最低限の知識を付けてもらう方向に切り替えた。よって展示内容も知床岬にはルールやマナー、どういった危険があり、どういった装備が必要かに始まり、これまでに発生した事故や基本装備チェックリストなどを紹介している。他にも一般の観光者向けに、クジラやシャチなどの海洋生態系とヒグマやエゾシカなどの陸上生態系の相互関係や、知床における人間と海との関わりなどの展示を通して、知床の自然の素晴らしさを伝えている。また知床の四季の美しい景色を収録した「世界自然遺産知床、流氷から始まる生き物のつながり」という11分のガイダンス映像も上映しており、知床の魅力にふれることができる。また二階部分は展望室になっており、無料の望遠鏡でガラス越しに国後島や、運が良ければ根室海峡を泳ぐクジラを観察する事ができる。
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知床世界遺産ルサフィールドハウス外観
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知床世界遺産ルサフィールドハウスの内部
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