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セセキの滝
羅臼の町から道道87号線を北東に20kmほど走った瀬石の集落の入り口にあるのがセセキの滝だ。ここは知床連山から流れる川が30mほどの岩場の上から岩伝いに流れ落ちる。夏場は水量も少なく岩伝いに水がちょろちょろ流れるだけだが、春先の雪解けや大雨の後は水量が増加し、岩を飛び越えて道道87号線まで直接滝の水が落ちてきて、片側車線が通行止めになる事もある。こんな時に自転車で通りかかると滝の直撃を避けたとしても滝の飛沫で濡れてしまう。しかしそれはそれでダイナミックでよい。元々はもっと自然溢れた滝でセセキの滝と書かれた標識もあったが、崖崩れの危険があったため21世紀に入ってからセセキの滝の壁面をコンクリートで固めてしまったため、あまり見栄えのしない滝となり、今では標識もなくなってしまった。存在を知っていなければ水量の少ない時期には気付かないかもしれない。滝の北側にはチトカンベ岩が道に大きく張り出している。
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道のすぐそばにある
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雪解け水の多いセセキの滝
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