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しおかぜ公園
羅臼の町の東の外れ、道道87号線沿の羅臼漁港のすぐ上にある公園がしおかぜ公園だ。何の変哲もない地元の人たちの為の小さな公園だが、この公園の特徴は「オホーツク老人」の碑が建っている事にある。「オホーツク老人」とは森繁久弥主演の映画「地の果てに生きるもの」で登場する「彦市老人」をモチーフにしものだ。ちなみに森繁久弥氏はロケに協力した羅臼町民に感謝を込め「知床旅情」を作ったこともあり、公園には森繁久弥氏直筆の歌詞の彫られた知床旅情記念碑もある。しおかぜ公園はちょっとした丘の上にあることから羅臼漁港だけでなく根室海峡や、その向こうにある国後島を一望でき、その眺めのよさから羅臼八景にも選ばれている。しかし羅臼漁港は一望できるものの、根室海峡までは遠く、それほど展望が開けているわけでもない。しかし道道87号線沿いの手軽に立ち寄る事のできる寂れた公園で知床旅情を口ずさみながらのんびりするのもいいだろう。
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オホーツク老人としおかぜ公園
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しおかぜ公園から見た羅臼漁港
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