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羅臼間欠泉
羅臼の町から知床峠を3kmほど登ったところ、熊の湯の少し手前に羅臼ビジターセンターがあり、この羅臼ビジターセンターの裏には自然あふれた遊歩道を200mほど歩いたところに間欠泉がある。これが羅臼間欠泉だ。この間欠泉は1962年に温泉ボーリングしていた際に噴湯したもので、当時は1時間おきに約15mの高さに4分間憤湯するものと、15分おきに約10mの高さに2分間憤湯するものがあった。しかし1975年頃より間歇周期、憤高等に乱れが見えだし、現在は30分から2時間の間隔で2分間ほど、5〜15mの高さに憤湯している。しかしそれさえも不定期で、過去には1993年と2008年にはいずれも2年間、憤湯が止まっていた。この間欠泉は一定の時間でボーリング管の中にたまった地下水が非常に高い地熱により沸騰点に達し憤湯している。小さな小川の対岸からボーリング管から吹き出る憤湯を見ることになるが、憤湯する際の温度は98℃にも達しており、間欠泉に近づくことはとても危険だ。間歇泉の入り口にはノートが置かれており憤湯を見た人がその時刻を書き込むようになっているので、次の憤湯時間のおよその目安にする事ができる。しかし憤湯の時間は10秒ほどしかないので憤湯を見てからカメラを構えていたのでは写真撮影は難しいかもしれない。
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羅臼間欠泉
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5〜10mくらいの高さで吹き上げる
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