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地図と鉱石の山の手博物館
札幌の町の西の外れ、三角山の麓、琴似発寒川のほとりのビルの地下に地図と鉱石の山の手博物館がある。ここは地質・環境に関する啓蒙普及を目的に2004年に小樽の建設会社社長が趣味で建設したこじんまりとした私設博物館だ。1階の展示室には北海道や日本、そして世界の鉱石や鉱物、岩石、隕石を所狭しと多数展示している。チェムニー・マンガン団塊の展示や測量機器、世界地質図、各種地図、地図情報の展示などもある。地下に降りる階段の壁には北海道の地図が江戸時代から現代に至るまで年代ごとに展示されており、測量技術が貧弱だった当時、北海道がどのような形にとらえられていたかがよくわかる。パソコンコーナーでは各種デジタル地図、画像コンテンツ等を利用できたり、大画面TVにて地質に関するビデオ上映も見ることができる。また顕微鏡が接続されたパソコンで鉱物や鉱石・岩石を透過光や反射光で観察する事もできる。また受付では世界の鉱物や宝石、化石の販売も行っており、鉱石のサンプルキットや、ちょっとした化石も購入可能だ。かなり狭い博物館なのであっという間に見終わってしまうと思われるが、展示品の数はかなり多い。
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地図と鉱石の山の手博物館の外観
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地図と鉱石の山の手博物館の内部
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北海道の古い地図も多い
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鉱物や宝石、化石の販売もしている
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