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札幌市円山動物園
札幌の町の西4km、円山の麓の円山公園内にあるのが札幌市円山動物園だ。かつて北海道には動物園がなかったが、1950年に上野動物園から移動動物園をこの円山公園に招いたところ大盛況だったため、翌年この地に動物園を建設した。広い園内にはオオワシ、コンドル、イヌワシ、オジロワシなどの猛禽類、カバ、キリン、シマウマ、ライオンなどの熱帯に生息する動物を飼育する熱帯動物館、多くのサルが生活するモンキーハウスやチンパンシー館、サル山、希少種の保存や生息域保全の大切さを伝えることを目的としたわくわくアジアゾーン、ペンギン・ツル・ペリカン・トキ・ガン・カモなどの水鳥、フラミンゴやキジ、クジャクなどの熱帯に住む鳥類、ヒグマなど世界の熊などの施設が所狭しとある。この動物園もかつては檻の中に入った動物たちを展示するだけだったが、動物の生息している自然環境をできるだけ再現し、生き生きとした動物本来の行動を引き出す生息環境展示を多く取り入れるようになった。チンパンジー館や高山館のレッサーパンダなどは積極的に動き回っている姿を見ることができるが、残念ながら猛獣類は寝ているのを見るだけが多い。お勧めはは虫類・両生類館でワニや亀が動き回っている姿を間近で見ることができる。さらに最近は高い飼育・繁殖技術を活かしてホッキョクグマ、オオワシ、オランウータン、ユキヒョウなど絶滅危惧種の繁殖に取り組んでいる。また7月下旬〜8月にかけての毎週土曜日は開演時間を21時まで延長し、夜の動物たちの生態も観察する事ができる。
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札幌市円山動物園の入り口
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動物科学館の内部
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行動展示のチンパンジー館
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行動展示の高山館
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ホッキョクグマの親子
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は虫類・両生類館は必見だ
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