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日本郷土玩具館
神恵内の村から国道229号線を北西方向に9kmほど走った所にある珊内村。この珊内村の高台にある廃校となった旧珊内小中学校を1998年に改修してできたのが日本郷土玩具館、通称「童心館」だ。かつてこの神恵内村は江戸時代から鰊漁が盛んに行われ発展を遂げてきた。しかし1955年以降、乱獲のため鰊は激減し、それに伴って村の人口も減少し1998年には珊内小中学校が廃校になってしまう。そこで廃校となった校舎の活用を考えた村は札幌の永沼氏が長年かけて自宅に収まりきらないほどの郷土玩具を40年ほどかけて日本全国で買い求め玩具の安住先を探していたのを知り、双方の思惑が一致した事から村が玩具を買い求め、廃校から半年後に日本郷土玩具館がオープンした。ゆえにここは日本全国に伝わる江戸時代からの郷土玩具を廃校となった校舎に2800点も展示した展示館で、土人形、凧,お面,ダルマ,張り子,雉子車,こけし、絵馬などが所狭しと多数展示されている。1階の展示室には上壁に面、収納棚上部に絵馬や御殿鞠、中下部には47都道府県の郷土玩具が北海道から沖縄まで順に展示されている。2階展示室には常設だけでも400点もの凧が展示されている。この日本郷土玩具館には同様の郷土玩具収集家からの寄贈も多く2階の別室には500点ほどの同様の郷土玩具を寄贈した木田コレクションや北海道の郷土玩具の展示などがある。また1階には竹とんぼやコマ回し、けん玉など実際に手にとって遊ぶ事ができる休憩室があるほか、竹製の笛やコマ、ミニ凧なども販売している。
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日本郷土玩具館の外観
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日本郷土玩具館の内部
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凧の展示
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木田コレクション
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