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岩内町郷土館
岩内の町の西側に岩内町郷土館がある。ここは岩内町開拓の歴史、民俗、産業等に関する資料を収集し、保管展示するため町制施行70年を記念して1971年に開館した。駐車場には1940年から1951年まで実際にニシン漁で使われていた全長10mのニシン枠船が展示されている。また館内にはニシン建網漁のジオラマ、ニシン漁関係漁具、親方が使用していた調度品など当時盛んだったニシン漁の歴史を中心に、1856年に発見された北海道最古の炭鉱である茅沼炭鉱関係資料や日本のアスパラガス発祥の地関係資料、北海道最初の水力発電関係資料、サッポロビール誕生の源となった野生ホップ発見関係資料など数多くの岩内にまつわる資料が展示されている。特に岩内はニシン漁だけでなく明治から大正・昭和にかけて札幌・小樽・函館に次ぐ第四の都市として漁業・商業で栄えたこともあり、日本で最初や北海道で最初などの事業があり日本最初・北海道最初物語として紹介している。この郷土館の展示物としておもしろいのは夏目漱石の戸籍が岩内町に残っておりそれが展示されている。夏目漱石が大学を卒業した際、兵役を間逃れるため当時兵役の存在しなかった北海道一部地域の親類縁者を頼って戸籍を移すことが行われており、夏目漱石も岩内町を一度も訪れたことはないが、戸籍だけは岩内町に残ったままになっておりそれが展示されている。
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岩内町郷土館
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野生ホップ発見の地
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岩内町郷土館内部
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岩内にまつわる数々の展示がある
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