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つつじヶ原自然探勝路
川湯温泉の川湯エコミュージアムセンターから硫黄山にかけての2.5kmに渡って道道52号線に並行して遊歩道がある。これがつつじヶ原自然探勝路だ。川湯温泉側から歩くと最初のうちは白ミズナラの森が続くが、歩き続けるとやがてイソツツジ群落が広がるようになり、遊歩道が狭くなって人が一人通れる幅しか道がなくなり、周りはイソツツジばかりという状態になる。さらに硫黄山に近づくと育成する植物がイソツツジから今度はハイマツへと変わる。これは硫黄山の火山から出る硫黄成分のため山麓周辺部の土壌が酸性化しており、一般的な植物が生育できず、荒地に適応したハイマツと酸性土壌を好むイソツツジしか育たない為だ。イソツツジやハイマツは背が低い為、遊歩道を歩きながらでも噴煙上げる硫黄山まで見渡すことができ眺めもよい。特に6月中旬から7月中旬にはイソツツジが白い花を咲かせ、辺り一面白くなるのでお勧めだ。このつつじヶ原自然探勝路は途中に道道に渡ることのできるエスケープが少なく、かつトイレがないので入る前に済ませておこう。
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つつじヶ原自然探勝路の川湯側入り口
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白ミズナラの森
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イソツツジの中にある細い遊歩道
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ハイマツの群生
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