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屈斜路コタンアイヌ民俗資料館
弟子屈から北西に13km、屈斜路湖の南岸にある資料館が屈斜路コタンアイヌ民俗資料館だ。ここは弟子屈付近に居住していたアイヌ民族に関する資料の収集や研究を目的として1982年に建設された。内部にはユーカラの森、コタンの大地、コタンの移り変わり、山野を駆ける、コタンを支える人々の5つのテーマに分かれて展示され、神々を祭った祭壇や丸木舟などが展示されている。まだ資料館内部では30分程度のビデオでアイヌの歴史を紹介している。残念なことに資料館内部は写真撮影が禁止されている。資料館の前にはコタンの長老が住んでいた伝統家屋のアイヌチセッが再建されており、ここだけは内部を無料で見学できアイヌの土産物などが展示販売されている。そこから先の資料館は有料となるが、この資料館は建物も一風変わった形をしており、入口に並ぶ7本の列柱は宇宙の時間を象徴する聖数7を意味し、本館の円形ドームは天円地方宇宙の建築構造を象徴しており特異な形状に見える。
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屈斜路コタンアイヌ民俗資料館の外観
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アイヌチセツ
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