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利尻町立博物館
利尻島の南、仙法志の町の裏の山側、道道108号線のバイパス沿いに利尻町立博物館がある。この利尻町立博物館は独自の調査の他、今でも多く訪れる研究者に協力しながら利尻や周辺地域のさらなる解明を目指すと共に、その成果・記録を地元に残す施設として1980年にオープンした。内部には利尻島の戸口や気象資料、野の花の島ならではの呼び方などを紹介した利尻島の概要。オホーツク文化を知ることができる亦稚貝塚や種屯内遺跡の出土遺物を展示した利尻の古代史。そして利尻島の主要産物であった鰊漁を中心に島の漁業史を展示している。さらに海で生きてきた島人たちが創ってきた島を写真やパネルで展示した特別展示コーナー、利尻島で収集された動植物の標本や写真パネルを展示したロビー展示コーナーなどがある。特に巨大なトドの剥製や鰊番屋の原寸大ジオラマ、利尻島に咲く花の数多くの写真に圧倒されることだろう。それほど大きな博物館ではないが、利尻島に興味があればぜひとも訪れて利尻島のことを勉強しよう。ちなみにこの利尻町立博物館は利尻町にあるが、隣町の利尻富士町にも同様の利尻島郷土資料館がある。利尻富士町にある利尻島郷土資料館は1973年にオープンしたが、利尻富士町をライバル視する利尻町が利尻島郷土資料館に対抗して7年後に完成させたのが利尻町立博物館だと言われている。
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利尻町立博物館
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利尻町立博物館の内部
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島民の生活
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利尻島の動植物の展示
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